一宮歯科医師会災害ボランティア活動 その3
こんにちはとむ歯科クリニック院長光田です。
ボランティアに行ってから1週間が過ぎました。
大槌高校の連絡事項の張り紙です
多くの情報が書かれており、その中で巡回歯科診療のことも掲示されています。
しかし高齢者の中には、歯科診療をやっていることを知らない方も多くいました。
私達に「いま、できること」
お困り事がないか、歯のことで困っていることがないか?
私達の方から聞けばいい、瞬時にそう考えるわけです。
しかし、お聞きするのも簡単に考えてはいません。
じっくりと被災した状況の話をしたり、世間話をしたりしながら
その話の流れの中でどこまでお話しをした方がいいのだろうか?
と考えたりしました。
その中でも「入れ歯がお手入れできなくてどうしたらいいものかと悩んでいたときに、歯医者さんの方から訪ねてくださって話が聞けて良かった」とか「今はとても歯医者にいく気持ちじゃないけれど、心配してきてくれて本当にありがとう。」とかお声がありました。
ここはどこだと思いますか? 患者さんの診察をしているのですが、学校の校舎の
玄関の1つのところで行っていました。
最初から玄関で行うと決めたわけではありません。
現地に着いてから、さまざまな情報を得ながら場所を決めるわけです。
この日は寒く、天気も不安定、保健室での診療室と移動診療者の中間地点に受付兼診療室を設置
屋内で人が並んで座れる場所を確保・・・・と考えすぐに決まったのです。